ご存じの方も多いと思いますが、蛍光灯には大きく分けて スターター形(FL)、ラピッドスタート形(FLR)、Hf高周波点灯専用形(FHF)の3種類があります。基本的には互換性はないと考えても良いのですが、ごく一部に互換性があったり、また間違って取り付けても点灯したりすることがあります。こういったときに注意することなどをまとめてみました。

直管蛍光灯の種類

わかりやすくするためにまず、お店やオフィスでよく使われる40ワット形の蛍光灯を例に長さやくちがねの形が同じ蛍光灯を一覧にしてみます。

スターター形 FL40SD 点灯管が必要。器具に点灯管が付いているときは間違いなくこの方式です。
スターター形
省電力形
FL40SSD/37 点灯管が必要。定格ランプ電力は37ワットです。
ラピッドスタート形 FLR40SD/M 点灯管は不要。上のスターター式よりもスイッチONで素早く点灯します。
ラピッドスタート形
省電力形
FLR40SD/M/36 点灯管は不要。素早く点灯します。定格ランプ電力は36ワットです。
Hf形 FHF32EX-D Hfマークの付いた専用器具で使用。比較的新しい方式で、省エネ・明るくなっています。

省電力形は型番の後ろの方に実際の消費電力の数字が入っているのが特徴です。省電力タイプやPS形などとも呼ばれます。

互換性

実は点灯管の付いたスターター形の器具にラピッドスタート形の蛍光管を使うことができます。ただし注意点があり、省電力形のラピッドスタート管は使えません。中に入っているガスが異なるため電流が多くなり加熱する可能性があります。
またスターター形の器具にラピッドスタート形の蛍光管を付けた場合では素早く点灯することはありません。

その他のパターンは基本的に互換性はありません、例えばラピッドスタートの器具にFHFを取り付けても省電力にならないし明るくもなりません。

器具に合わない蛍光管を取り付けた場合にはたとえ点灯したとしても、異常放電、短寿命、ちらつきが発生する可能性があります。多くの場合は器具に適合する蛍光ランプの型式が表示してありますのでそちらを確認したほうが良いでしょう。

ランプフリー器具について

比較的新しい器具の中にはランプフリーと言って、スターター形、ラピッドスタート形、Hf形のどれでも使うことができるものがあります。この器具の場合は互換性を気にする必要はありませんが、やはりHfタイプの蛍光管でお使いになるのをおすすめします。省エネや明るさ、演色性などあらゆる面でHf形のほうが優れているからです。

非常灯・誘導灯用の器具について

非常時に確実に点灯できるように、非常灯・誘導灯用などの器具には省電力形が使えないことがあります。やはりこれも器具の銘版表示に沿ったものをご利用ください。