2012年7月1日以降に輸入または製造されたLED電球は、電気用品安全法(PSEマーク)の対象製品になりました。そこにはLED電球は「ちらつきを感じないものであること」となっており、日本国内で2012年7月以降のLED電球なら安心して「ちらつきを感じないLED電球」を選ぶことができるようになりました。

ちらつきの原因

電源回路

LED電球は直流で点灯します。家庭用の交流100Vから直流に変換するときに、いい加減な設計の電源回路だと電流がとぎれとぎれになってしまいます。これがLED電球がちらつくと言われる主な原因です。

調光

実は調光器に対応しているLED電球でも既存の調光方式との相性は悪く、ちらつきや不点灯が発生しやすいと言われています。一般に普及している位相調光という方式では100Vの交流電源がとぎれとぎれのこま切れになってLED電球に送られてくるためLEDの電源回路との相性がどうしても悪くなってしまうのです。

ちらつきの対策

電流を途切れさせない

スイッチング電源と平滑回路で電流をできるだけ平坦にして、電流を途切らせないようにする方式です。現在でも新しい制御ICが開発され進歩し続けています。PSE法ではLED電球の明るさの変動は100Hz以上で最大の明るさの5%以下に暗くなってはダメということになっています。
また平滑回路には電気を蓄えることのできる電解コンデンサーという電子部品を使うのがとても都合がいいのですが、実はこの部品の寿命がネックになっています。特に温度が高いとこの電解コンデンサーの寿命がとても短くなってしまうのです。いまでは電解コンデンサーを使わないLED電球なども出てきているようです。

超高速に点滅させる

人間の目で分からない速さで点滅させる方法があり、LED照明についてのPSE法では500Hz以上でなければならないとなっています。
効率が良く(省エネ)、明~暗まで幅広く調光できる、調光しても色が変化しにくいなどのメリットが有ります。PCモニターや薄型テレビのバックライトなどに使われる方式ですが、LED電球でこの方式(高速点滅PWM)というのは聞いたことがないですね、調光する必要性が低いからでしょうか、それとも小型化やノイズなど技術的な問題でしょうか。しかしまあ液晶のバックライトに使われているぐらいなら、LEDが照明器具に組み込まれたいわゆるLED照明にはすでに採用されているかもしれませんね。